jinyux’s diary

IT業界初心者です。勉強したことをまとめています。

ANDアレイ

デコーダー回路で以下のような回路を見た。

この回路の真理値表は以下のようになる

A B C a b c d e f g h
0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0
0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0
0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0
1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0
1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0
1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1

A, B, Cの各入力パターンに対してa ~ hのどれかひとつが1になるパターンが1対1で対応している。これを利用すると自由にロジックを実装することができる。つまり、出力が1になってほしい入力パターン(つまりそれに対応したa ~ hの出力)をORゲートの入力に接続し、0になってほしい入力パターンは接続しないでおけばそれで良いのである。たとえば, (A, B, C) = (0, 0, 0)または(1, 1, 1)のみ1を出力し、それ以外は0を出力するロジックはaとhの出力を同じORゲートに入力させ、それ以外は接続せずにおけばもうほしい回路が完成する。それが以下の図である。

このように、ANDとORの接続を自由に組み替えるだけで簡単に求めているロジックを実装することができる。(もっともこの回路はもっと簡単な回路で表現できるかもしれないが・・・)

あとがき
ANDアレイをいう表題だと一般的すぎて良くないような気もしている。しかしまさにこの記事のような回路のことをANDアレイと呼ぶのかもしれないし、そのへんの言葉の定義の理解がまだ私はあやふやである。